家族が行方不明になった時の捜索と調査

　

家族が行方不明になった時の捜索と調査

ご家族が行方不明になってしまって困惑されている場合、多くの方は「何をすればよいかわからない」「どうすれば良いかわからない」となってしまう事が多いと思います。

ご家族が行方をくらましてしまうまでの状況によって多少の違いはあると思いますが、捜索・調査を効果的に進め発見する為には何が必要なのかをお伝えできればと思います。

まずは捜索願を警察に！【行方不明者情報の登録】

　
家族が行方不明になってしまった場合には、すぐに警察に捜索願を出すことです。これはすぐに家族が行方不明になったことを警察に登録する為に必要になります。

捜索願は警察ですぐに受理されますが、警察は事件性がない限りは行方不明者を探すという事はありません。

ただ、どこかで職務質問などを受けた際に照会情報の中に捜索願情報がありますので、捜索願は出しておいた方が良いでしょう。

自分たちで探し出すことは不可能です。

家族が行方不明になってしまった方で、自分たちで探そうと何日か捜索をした後に相談に来られる場合がございますが、専門家に任せた方が発見率が上がります。

ご家族が行方不明になってしまって混乱した状況下で冷静な分析を行う事も難しいことですし、時間が過ぎる分どこに行ったか分からなくなる可能性が高いのです。

行方不明になってしまった方の、失踪前の生活環境や兆候なども細かく専門家に相談しながら取り組むことで、行方不明者は発見できます。

特に、精神的に不安定な状態で行方不明になってしまったご家族をお探しの場合は、自傷行為などの心配がございますので、専門家に相談するべきだといえます。

実際の行方不明調査－【うつ病を患っているケース】

うつ病を患っているケース緊急性があります。
うつ病の自宅治療中に行方不明になってしまっている方は少なくありません。

こういった場合に怖いのは、自傷行為や自殺などの行動を衝動的にとってしまうという事や、当てもなく遠方に行って情報が入らないという事です。

いなくなる前までの状況を専門家に話して発見までサポートしてもらう事をお勧めします。

家族がうつ病になり、行方不明になったケース

奥さんがうつ病になり、確実な治療をする為に数か月入院したというOさん。

その後、状態が良くなったので自宅療養という形になった１か月後、起きたら奥さんがいなくなっていたといいます。

子供は成人しており、２人家族で暮らしていたのですぐに当相談センターにお電話を頂きました。

ご自宅の状況などを確認しながらお話ししていると、すぐに行方不明の奥さんを探して欲しいという事になり、調査を行う事に。

ご自宅に残された形跡を捜索するのには２時間から３時間かかりましたが、いくつかの手がかりが出てきました。


・病院から処方されている薬を数日服用していない事。

・インターネットで調べていた地域

・生きる事に疲れてしまったという内容のメモ。

・レンタカーを借りようとした痕跡。

・家族の写真を持って出ている事。

・通帳が残されていた事。
こうした材料から、どこに行く可能性が高いのかを判断して行方不明者を捜索するのです。

二班に分かれて行うのですが、B班は翌日も自宅で情報収集。

A班はレンタカー屋に情報収集。


やはりレンタカーを乗り捨てできるようにして借りていた。

担当の調査員は、実家のある街に行くのではと推理して予定を立てていたところ、通帳からお金が引き出されているという一報がB班から入った。

引き出ししているATMの場所から実家方面と判断し。A班が急行しました。

奥さんの実家周辺は山々がある。実家にはいない事から周辺を捜索すると、林道沿いの定食屋さんに奥さんの借りたレンタカーを発見。

店に潜入しても奥さんの姿はない。急いで周辺を捜すと、山道を歩く奥さんの姿が・・・。


行方不明者の奥さんは、家族の写真を握りしめて泣きながら歩いていたのです。

無事に発見し、調査員は持たされていた頓服薬を奥さんに飲んでもらって連れて帰ることになりました。

行方不明者の調査料金例　期間長期間／難易度A

一般的な行方調査の料金例です。
※すべての調査が下記の調査料金で行われる訳ではありません。